御挨拶

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道高等学校長協会商業部会長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道札幌東商業高等学校長　澤　田　信　夫

　北海道高等学校長協会商業部会を代表して御挨拶申し上げます。
　当部会は、道内の公立・私立高等学校の内、商業に関する学科や商業に属する科目を開設する高等学校等110校が会員となり、北海道における商業教育の振興発展を図っています。
　昨年度の入学生から実施されています新高等学校学習指導要領は、人工知能が様々な判断を行ったり、身近なものの働きがインターネット経由で最適化されたりするＩoＴが広がるなど、Society5.0とも呼ばれる新たな時代の到来が、社会や生活に大きな変化を遂げることを背景として指導内容が示されました。その中で、商業教育については、経済のグローバル化、情報技術の進歩、観光立国の流れなどを踏まえ、ビジネスを通じ、地域産業をはじめ経済社会の健全で持続的な発展を担う職業人を育成するよう学習内容の改善・充実が図られるとともに、ビジネスの動向・課題を捉える学習活動、ビジネスに関する具体的な事例について多面的・多角的に分析し、考察や討論を行う学習活動、ビジネスに関する理論を実験などにより確認する学習活動、ビジネスに関する具体的な課題を設定し、科学的な根拠に基づいてビジネスに関する計画を立案して提案などを行う学習活動などを充実させることが示されています。
　当部会におきましては、商業を学んでいる高校生、これから商業を学ぼうとして高等学校に入学する生徒のため、講習会、研究会の開催、商業に関する調査・研究などによる教師力の向上、商業教育についての積極的な広報活動や連携推進などによる生徒の進路実現などについて組織的な推進に努めてまいります。あわせて、商業を学ぶ生徒のために、公益財団法人全国商業高等学校協会主催の各種検定試験の実施、競技大会などを実施しております。
　本Webサイトには、事業報告や活動内容も掲載されておりますので御高覧いただければ幸いです。
　今年度も、当部会では受検生や保護者の皆様、企業等の関係者の方々に商業教育の素晴らしさを広く知っていただくために、積極的に活動してまいりますので、当部会の活動に深い御理解と御支援をお願いいたします。