令和6年度部会別研究協議会報告(苫小牧大会)

1「現実的社会に適合する教育課程編成とその実践」に向けて

研究協議内容 成果物
 商業教育における教育課程が実際のビジネスと乖離していることが課題としてあげられる。指導内容等が急速な経済変化に追いつけないため、生徒が実際のビジネススキルやトレンドを学べる機会が不足している。
 また、現代のビジネス環境や社会の多様性を反映していないことが教材等からも明らかであり、多様なビジネスモデルや技術等に触れる機会が限られていることから、学習内容等についての見直しが必要である。
 このことを踏まえ、課題解決に向けた協議を行うとともに、グループワークにより、ビジネススキルやトレンドを学べる教材等を作成する。

 

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2「ICT機器や探究的活動を重視した授業改善等の実現」に向けて

研究協議内容 成果物

 Socaety5.0やデジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタル技術の急速な進化により、社会構造が急速に変化している中、現状の指導では最新のテクノロジー技術に追従しておらず、生徒のデジタルスキルや課題解決能力の育成が不足している。
 また、商業教育の授業とその評価が、単なる知識の暗記や試験対策(検定試験含む)に偏っている傾向がある。実際のビジネススキルや課題解決能力についての授業や評価方法についての再考が必要であるとともに、ICT機器を効果的に活用した授業実践を進めることが必要である。
 このことを踏まえ、課題解決に向けた協議を行うとともに、グループワークにより、評価基準を明確にするとともに、ICT機器や探究活動に重きを置いた単元計画表を作成する。

 

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3「起業家(企業家)教育をも重視するキャリア教育への支援強化」に向けて

研究協議内容 成果物
 将来に不安を感じている生徒が多くいる中、進路選択や就職活動のサポートが不足しており、これは今後の生活に大きな影響を及ぼす可能性がある。先が見えない、答えのない時代を生きる生徒たちに対して、専門教育、職業教育、商業教育の視点からもキャリアサポートが十分とは言えない。
 また、急速に変化する社会構造の中で経済の多様化を考えると、起業家精神を持つ人材が求められる状況にある。しかしながら、起業家(企業家)精神や起業家としてのスキルを育てる教育が不足している。
 このことを踏まえ、課題解決に向けた協議を行うとともに、グループワークにより、起業家(企業家)教育をも重視するキャリア教育のモデルケース、年間指導計画を作成する。

 

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